籠の中のジョニー

若輩者のプロフィールのような文章

ストレスの話

自分がストレスに感じることが何かを間違えていた。

隣の芝生は青いとはよく言ったもので、自分に無いものは良く見えるのはこれまでの人生、身をもって知っていった気がする。

その類似するものとして自分が抱えてるものを他人が抱えていない時、自分自身はかなりの重荷を抱えていると錯覚する。

 

ないものねだりではなく、有るもの拒みとでもいうのかそういった似ている。しかし調べてみると少し違う類義語のような関係の言葉がないことには少し驚いた。万人にあるような感情ではあると思うが無いものより抱えているものの方が人によっては大きなストレスになるとも考えられる。

 

私自身でいうとなにか仕事や作業を抱えすぎるとストレスを感じる類の人間であり、プレッシャーや緊張感に弱い。非常に気の小さい人間である為に、抱え込んだものに対して自身が対処できるかという不安に駆られる。

抱えたものは一つ一つ地道に処理していくほか方法はないだが、ストレスやプレッシャーによるミスは多くなるばかりである。

 

これに対して対処方法があれば教えてほしいものだが、ひとつ考えている最中に疑問に思ったのは「ないものねだり」に対する反対語はないのかと言うことである。

これも調べてみると明確に反対語に値するものはないそうではあるが、そういったニュアンスの言葉があるみたいだ。

 

「知足」ちそくと読み、「足るを知る」とも書かれ、中国の春秋戦国時代思想書老子』に出てくる一節で、「知足者富(足るを知る者は富む)」と説かれているそう。

身の丈にあった満足を知ることで心が落ち着くと言う解釈をするとしっくりくると思い、「ないものねだり」に対している言葉でもあると思う。

 

もっていないこと、抱え込んでいることをストレスと感じるよりか、今置かれている状況の満足を知ることでストレスを解消することができたらと思う。