籠の中のジョニー

若輩者のプロフィールのような文章

臆病者な話

心霊現象や占いの類は信じていない。

自分自身に直接関係するものだと思えない分、そういったことへの興味が薄いと言った方が正しいかもしれない。友達にそういったことに関心がある人も少なかったかもしれないが、心霊現象や占いに心揺さぶられることがあまり有意義だと思えなかったからシャットアウトしてしまっていたのかもしれない。

 

その分現実的なことへの恐怖や心配性な部分は人一倍あると思う。今自分がする発言に対して最悪のイメージをすることで思い切ったことが言えないことに後悔することが何度あったかと思うし、言ったことへの後悔も沢山ある。

「どうせ後悔するなら…」なんてドラマチックな言葉は響いた直後に頭から消えて、悩んだ末の沈黙や動かないことを無意識に選択している。考えすぎることで臆病者になっている。

 

自分がもう少し考えなくてもいい人間だったらなといつも思う。

考えなくないことばかり考えてしまい恐怖と不安が襲う。その対策として耳に何かしらのコンテンツを入れる。無音が怖くなる。何かしら聴いてないと怖いため思考するときの集中力がなくなる。考えなくてはいけないことを考えるのがが億劫になってくる。考えなくなった末行動することができない。

行動できない人が出来上がってしまう。

 

誰かに叩いて欲しい。起こして欲しい。もう自分のためだけには何もできない。

もし自分の尻に火がつくとしたら周りの人が居なくなることへの恐怖だろう。「これをしないとあの人との関係がなくなる」「期待を裏切りたくない」という後ろ向きな決心がないと自分には動けない。

 

臆病者には臆病者の戦いでしか幸せにならないと思う。

持っているカードで戦うしかないのだから。